かき部会の主力品種、「富有」出荷始まる2019.11.08
JAかき部会で11月1日から、主力品種の「富有」の出荷が始まりました。八女市のJA立野広域集出荷場では、この日(6日)、約2tが持ち込まれ、選果員が厳正に選果した後、関東、山口などの市場に出荷しました。「富有」は12月上旬までで約80tの出荷を見込んでいます。
果肉の柔らかさと、程よい甘さが魅力の同品種。JA管内では中山間地を中心に古くから生産されており、古い樹では、50年を超えるものもあるといいます。令和元年産は、大雨や台風の影響で一部、落葉したことにより果実の肥大不足や日焼けなどが懸念されましたが、生産者の小まめな栽培管理により、順調に生育。色付き・大きさともに十分の高品質に仕上がっています。
同部会では、今年産の富有柿は26人が約7haに作付け。高品質な柿を安定供給できるよう、園地視察や講習会などで栽培方法を学ぶ他、生産者各人が摘蕾摘果を徹底することで、重さ260g以上の大玉生産に努めています。柿全体で90tの生産量を見込んでいます。
JA担当職員は「今年産は厳しい気象条件の中、生産者の日々の徹底した栽培管理のおかげで高品質な柿に仕上がった。是非味わって欲しい」と話していました。