良質な一番茶収穫に向けて秋整枝講習会開く2019.10.17
JA茶業部会では、来年の良質な一番茶収穫に向けて、JA管内の各地区で、秋整枝講習会を開いています。10月16日には、八女市で開き、川崎・上妻・立花地区の生産者9人が参加しました。
一番茶の萌芽を揃えるために行う秋整枝では、茶樹の樹勢や葉の硬化を観察し、それぞれの茶園に適した芽数を調整する技術が必要とされます。講習会では、乗用摘採機によって実際に整枝し、手で触れながら枝の揃い具合や芽数、樹勢などを確認しました。
今年は、夏場の定期的な降雨により、ここまで順調に秋芽が伸長しています。本整枝では、平均気温が19度以下になる10月中旬~下旬に行うことや、樹勢維持のため、葉層を10cm以上確保することなどを申し合わせました。また、今後の病害虫防除や、来春の茶園管理などについても確認しました。
JA茶業課の担当職員は「秋整枝は、来春の一番茶の収量や品質を左右する大切な作業だ。生育状況や今後の気温の推移を見極めながら、茶園の管理に努めてほしい」と話していました。
