麦類検査が本格化 全量1等で仕上がり高品質2019.07.17
JA管内で、令和元年産麦類の検査が本格化しています。6月20日から検査が始まり、7月下旬まで続きます。JA管内では、大麦「はるしずく」、小麦「シロガネコムギ」、「ちくしW2号」(ラー麦)の3品種を1,300ha作付けします。現在までに検査した麦類の全量が1等の格付けと高品質な仕上がりが続いています。
筑後市のJA筑後カントリーエレベーターでは7月12日、福岡県産育成品種で生産10年目を迎える「ちくしW2号」が300t検査されました。農産物専任検査員ら4人がピンセットを使い1粒ずつ形質を確認。粒のふくらみや丸みを規格に沿って厳密に検査しました。75%以上で1等となる整粒率は90%以上と高い数値を記録しました。
今年産の麦類は、生育期に天候に恵まれたことで出芽も良好。粒が充実し色付き良く高品質に仕上がっています。
麦類は、JA各施設に荷受けされた後、乾燥・調製されJA全農ふくれんを通して出荷・取引されます。JA担当職員は「今年産の麦は好天の影響で質・量ともに例年以上の出来だ。最後まで気を引き締めて検査し、最終的にも全量1等を目指したい」と意気込みを話していました。