高級感溢れるスモモ「貴陽」出荷順調2019.07.03
JAすもも部会で、6月23日から始まった高級感溢れるスモモ「貴陽」の出荷が順調に進んでいます。
この日は、約700㎏がJA黒木選果場に持ち込まれ、福岡や関東、関西などの市場に出荷されました。7月下旬まで約28tの出荷を見込みます。
「貴陽」は、重さが200g以上と通常のスモモよりも約3~4倍大きいです。糖度が16と同部会が出荷するスモモの中では一番甘く、果汁の多さが魅力です。品種特性上結実が難しく、高糖度で大玉ゆえに生産が難しいです。
同部会では、同品種の中で特に大玉で高品質なものを化粧箱入り(1・2㎏)で出荷し、価格も2,000円前後と高値で取引されています。令和元年産は、生産者の徹底した栽培管理で順調に生育。着果も良く大玉に仕上がっています。
同部会では21人が約240aに同品種を作付けします。すべて雨よけハウスで栽培しています。同部会では、より着果を良くするため、受粉の徹底や受粉樹の導入に部会全体で取り組んでいます。また、果樹の下に反射マルチシートを敷くことで、色付きの良いスモモを作るなど工夫しています。
JA担当職員は「『貴陽』は全国的にも出回りが少なく、味も濃厚でおいしい。今年産も例年通り高品質に仕上がっているので是非食べてほしい」と話していました。
同部会では、現在「ソルダム」を中心に毎日出荷が行われており、今後は、7月中旬から「太陽」の出荷が8月下旬まで続きます。