ブルーベリー有利販売へ出荷目合わせ会開く2019.06.10
JAブルーベリー研究会は、6月5日、JA星野地区センターで令和元年産ブルーベリーの出荷協議会と出荷目合わせ会を開きました。適熟収穫やパック詰め作業、出荷規格を統一し、高品質なブルーベリー出荷で有利販売を狙います。研究会員13人が参加しました。
JA管内でブルーベリーの出荷は、青果は5月30日から始まり、冷凍果実は6月12日からを予定します。7月下旬に最盛期を迎え、10月上旬まで約5tを福岡と大阪の市場に出荷します。
今年産は、少雨の影響で果実はやや小玉だが、水分が少ない分糖度が12~13度と甘く、高品質に仕上がっています。梅雨時期の雨で果実肥大も回復することが予想され、豊作だった昨年と同じく高収量が期待されます。
説明会では、参加者は出荷要領や収穫・パック詰め・出荷作業についての注意事項を申し合わせました。目合わせ会では、大きさごとに机に並んだ実物を見ながら、出荷に適した規格や品質について意見を交換しました。
同研究会では、八女市星野村の生産者を中心に今年産は18人が約1haに作付けします。約300種類ある品種の中から、同村の酸性土壌に適した品種を5つほど選び栽培します。現在出荷しているのは「デューク」など食味に優れるハイブッシュ系の品種。今後は「ブライトウェル」などの大玉で収量性の高いラビットアイ系が続きます。同研究会の山口耕一会長は「ブルーベリーは防除の手間が掛からず、栄養価も高い。有利販売でより多くの消費者に高品質なものを届けたい」と話していました。