甘みさっぱりで食味良好!キウイフルーツ「甘うぃ」集荷始まる2018.10.15
JAキウイフルーツ部会で、キウイフルーツ「甘うぃ」の集荷が順調です。
福岡県が新開発し、平成28年3月に品種登録されたキウイフルーツ「甘うぃ」。大玉で糖度16~17前後のさっぱりした甘さと食味の良さが魅力です。部会の主力品種「ヘイワード」と授粉や収穫作業が重ならないため、部会としては新規導入により生産量向上を図りたい考えです。八女市立花町の光友低温貯蔵庫では、15日から17日まで集荷作業が行われます。
JAは、JA全農ふくれんから委託を受け、県内で唯一キウイフルーツ専用の糖度センサーを備えたJA立花中央選果場で、県内の産地から集まった「甘うぃ」を選果します。倉庫内の温度調節やエチレン処理による追熟処理を経て東京・大阪・福岡の市場へ約80tの出荷を見込みます。11月上旬頃から店頭で販売される予定です。
広川町で約35aで「甘うぃ」を生産する原裕樹さんは、この日集荷場に1・5tを持ち込みました。原さんは今年産の出来について「天候に恵まれたおかげで、例年よりも大玉で着果も十分。高品質に仕上がっている」と自信をのぞかせています。
JA園芸指導課の担当職員は「『甘うぃ』は他のキウイフルーツと比べて酸味が少なく食べやすい。追熟庫でしっかり追熟した『食べ頃』の甘うぃを味わって欲しい」と話していました。
同品種の出荷後は、部会の主力品種「ヘイワード」「博多甘熟娘(はかたうれっこ)」と続き、3月下旬までの販売を予定しています。