ガーベラの栽培技術の向上へ現地互評会開く2018.10.04
西日本一のガーベラ生産量を誇るJA花き部会広川ガーベラ部は10月3日、広川町でガーベラ現地互評会を開きました。秋のブライダルシーズンやクリスマスなど需要が高まる秋冬季に向けて、部員の栽培技術を向上し高品質なガーベラを安定出荷することが目的です。部員やJA職員など10人が参加しました。
互評会では、部員全員のハウスを巡回し、生育状況を確認しました。八女普及指導センター職員が、ハウス内の土壌のPH(水素イオン濃度)やEC(肥料濃度)について報告。各参加者に、生育に適したハウス内の温度やかん水の量について指導しました。また、参加者からは病害虫の防除の方法や、施肥の量などについての質問があり、互いに意見を交換しました。
同部は、約130品種のガーベラを現在8人で2・4㏊作付け。消費者の需要の変化に応じ、毎年新品種を約20種類ほど取り入れています。
今年産は好天に恵まれ順調に生育。今年5月以降に新しく植えたものが現在開花期を迎えており、9月から出荷が始まっている。平均気温が20度近くになる10月中旬頃から出荷が本格化し、関東・関西・中国・九州の市場へ年間で約530万本の出荷を見込みます。
同部では、現地互評会の他にも、出荷開始や、季節の需要期に合わせて、熊添裕史部長の呼びかけのもと、目合わせ会や栽培講習会を実施し、部員の栽培技術の向上に努めています。
JA担当職員は「個々の生産者の栽培方法を知り、参考にしてもらいながら、品質の高位平準を図り有利販売に繋げていきたい」と話していました。