多品種対応でさらなる機能向上へ・筑後CE2号基機能向上対策工事安全祈願祭2018.07.25
JAは、7月24日、筑後市のカントリーエレベーター2号基の機能向上対策工事に乗り出しました。消費者や実需者が求める多品種への作付け誘導に応じて、設備機能のさらなる向上を図り、高品質な米麦生産で農業者の所得増大に取り組みます。
現在、JAの筑後カントリーエレベーターには、1号基と2号基が米麦の乾燥・調製施設として稼働しています。2基合わせて米4888t、麦2826tの処理能力を誇ります。
近年の気候の変化により、高温耐性品種の導入が必要となってきたことや、消費者から要望の強い特別栽培米や新規需要米への作付け転換に対応することなど、従来からの米麦作りの変化に対応した施設整備が課題となっていました。
平成31年3月に完成予定の新2号基では、比重選別機を導入し選別の精度が向上することによって高品質な麦を生産できます。
また、最新の大型循環式乾燥機を導入することで処理能力が向上するとともに、小型乾燥機の導入で試験栽培品種、特別栽培品種、新規需要米などの少量荷受にも対応が可能になります。
さらに、米の紙袋出荷量増加に伴いロボットパレタイザを導入することで、自動化により作業効率が向上します。
来年2号基の完成後には、1号基も機能向上のため工事される予定です。
24日に同市で開かれた工事の安全祈願祭には、JA・行政・工事関係者ら約50人が参加しました。
施主あいさつで鵜木髙春JA組合長は「生産者の米・麦作りにかける熱意は凄い。筑後市の基幹産業である普通作の振興を図るためにも、新しい施設で立派な成績を収めて欲しい」と期待を込めました。