「とよみつひめ」出荷順調、今年も高糖度2018.07.23
JAいちじく研究会で、7月16日から始まった高糖度イチジク「とよみつひめ」の出荷が順調です。22日から連日出荷となり、現在、JA農産物直売所よらん野や関西方面の市場を中心に出荷しています。平成30年産は、6月から7月の生育期の天候に恵まれ、色づきも良く、糖度検査では、17度以上と高い数値が出るなど高品質に仕上がっています。
同研究会は、会員数52人の内約9割が反射マルチシートを導入しています。果実に日光を万遍なく当てることで色づきの向上を図っています。また、降雨により広がりやすい黒葉枯病の発生を防ぐため、簡易雨よけハウスを活用した被覆栽培の導入等に取り組み、その普及を図っています。
さらに輸送時には、かびの発生率を低減させる光殺菌装置に全量を通します。より高品質な「とよみつひめ」の販売に力を入れています。
JA担当職員は「高温の日が続いているが、換気、かん水による栽培管理を徹底し、高品質な『とよみつひめ』の出荷に努めたい」と話していました。
同研究会は、4.5haに「とよみつひめ」を作付け。出荷量は青果で55tを見込んでいます。特に出荷量が多いのは8月下旬~9月上旬と10月上旬で出荷は11月下旬まで続く予定です。