伝統的な茶手もみ技術競う2018.04.13
新茶のシーズンを迎え、福岡県八女茶手もみ技術研究会と福岡県茶業青年の会は4月11日、立花町の立花町体育館で「第35回福岡県八女茶手もみ競技大会」を開きました。団体戦で星野チーム(笛田陽平さん、樋口大記さん、森松和昭さん)が優勝し大会2連覇を果たしました。また、個人戦では徳永慎太郎さんが7年連続7回目の優勝に輝きました。
大会には、「おいしい八女茶づくり」の伝統と情熱を次世代に伝え、さらなる品質向上を目指そうと「福岡の八女茶」生産に携わる若手後継者21人(3人1組7チーム)が参加しました。
選手は、焙炉(ほいろ)と呼ばれる製茶台を囲み、約5時間かけて下揉み・上揉みなどの手もみ作業に奮闘し、製茶技術の基本である伝統的な手もみの技術を競い合いました。
審査基準は、団体戦で茶の外観・香気・水色・滋味などの品質や茶葉の仕上がり具合。また、個人戦では、茶葉の仕上がり具合に加え、選手1人1人の手もみ動作を審査員が厳正に審査しました。
八女茶は、全国茶品評会で最高位の農林水産大臣賞を数多く受賞しており、中でも「八女伝統本玉露」は、国の地理的表示保護制度(GI)に2015年12月に茶としては全国ではじめて登録されています。