深緑光る!「県境(けんざかい)きゅうり」出荷順調2016.06.23
JA立花きゅうり研究会で、6月13日から始まった夏秋キュウリ「県境(けんざかい)きゅうり」の出荷が順調です。
6月22日には、約1,250kgを福岡や広島の市場へ出荷しました。
平成28年産は、5月上旬の定植期以降、天候にも恵まれ順調に生育。深緑光る、シャキシャキとした歯ごたえの良質なキュウリが出来ています。
「県境きゅうり」は、昼夜の気温の差が大きいといった中山間地域の特色を生かしすべて露地で栽培します。主な品種は、病気に強く、果色・光沢に優れ、秀品率が高い「ビュースター」と甘く収量が多い「豊美2号」など5品種以上の品種を作付けします。
同研究会は、栽培する土地の標高や日照時間を考慮し、そこの栽培条件に合う品種を作付け。毎年、収量の多い品種や病害虫に強い品種など新品種も積極的に取り入れています。また、5月、6月、7月と分けて定植することで、労働力の分散や長期間の出荷による有利販売を図っています。
同研究会は、八女市立花町辺春地区を中心とした会員17人で収量200t、販売高5,000万円を目指します。
現在は週3回出荷。7月から連日出荷となり、7月中旬がピークで10月下旬まで出荷が続きます。
中村龍光会長は「早めの防除や雨よけのビニールを張るなど管理作業を徹底したことで、新しく導入した品種も含め、高品質に仕上がっている。これから夏場を迎え、販売単価も安定してくる。消費者へ高品質なキュウリを届けるべく、さらなる管理作業に力を入れたい」と話していました。