八女茶発祥の地で献茶祭2016.05.03

八女茶発祥の地で知られる黒木町笠原の霊巌寺で5月2日、八女市、JA、JA茶業部会黒木支部が「第53回献茶祭」を開きました。
寺の開山僧で八女茶の開祖・栄林周瑞禅師の遺徳をたたえしのぶとともに、「福岡の八女茶」の更なる振興と発展を祈念する献茶祭は、毎年立春から八十八夜にあたる日に行っています。
献茶祭には、服部誠太郎福岡県副知事や桐明和久県茶生産組合連合会副会長などの多数の来賓や茶業関係者、地域住民など約150人が参列。皇風煎茶礼式総師範の平島光宣さんが注いだ新茶の献茶や黙とう、焼香などが行われました。
八女茶は、室町時代の1423年、出羽国(秋田県)の学僧だった栄林周瑞禅師が留学先の中国の明から茶の種子を持ち帰り、筑後国鹿子尾村(現在の黒木町笠原)の松尾太郎五郎久家氏に種子を与え栽培・製茶法を伝授したのが始まりとされています。