早掘りタケノコの出荷始まる2015.12.16

JAたけのこ部会で12月2日から、えぐみが少なく風味豊かな「早掘りタケノコ」の出荷が始まりました。当日は約140kgを関東・関西の市場へ向け初出荷。4月上旬に最盛期を迎え、4月下旬まで出荷は続きます。
平成27年産は、夏季から秋季にかけ気温が高く竹の勢いもあり大きさ、品質ともに良好。収穫量は産地全体で2,500tを見込み、部会員670人で販売高5億円を目指します。
日本一のタケノコ生産量を誇る同部会では、安定した生産量を確保するため、年明けの現地講習会の実施や徹底した伐竹作業に取り組み、裏年・表年のない竹林管理に努めています。また、生産者の高齢化に伴い、竹林内の道路整備や伐竹した竹やタケノコを運搬する運搬車の導入、集荷の簡素化など、生産労力の省力化を目指す取り組みに力を入れています。
他にも、消費宣伝活動として試食会を開き、新しい食の提案に取り組むなど、国産の引き合いが強く食の安全に対する関心が高まる中、八女産タケノコのPRに努めています。
JA担当職員は「今年は多くの部会員が表年のため豊作が期待できる。春を代表する旬の作物として12月上旬から4月下旬まで関東・関西の市場を中心に出荷するので、多くの方に食べていただきたい」と話していました。