部会有望品種「シャインマスカット」初出荷2015.07.22

JAぶどう部会で7月20日、鮮やかな黄緑色で種がなく皮ごと食べられるのが特徴のブドウ「シャインマスカット」の出荷が始まりました。
平均糖度18を越える濃厚な甘みと酸味や渋みの少なさ、さわやかなマスカット系の香りで果汁も多いなど多くの特徴を持つシャインマスカット。特に、種がなく皮ごと食べられる点が消費者・市場に好評で、同部会は有望品種として期待しています。
同部会員323人のうち、平成27年度は昨年より5人増の76人がシャインマスカットを栽培。年々栽培面積は増え、27年度は昨年より189a増の1,092a。出荷量も昨年に比べ、34.5t増の133tを見込んでいます。
27年産は、全体的に結実良好で病害虫の発生も少なく健全に生育しており、例年通りの高品質な仕上がりです。8月上旬までハウスものを出荷。8月中旬から雨よけ栽培したシャインマスカットを出荷します。ピークは8月下旬から9月上旬を見込んでおり、9月下旬まで出荷します。
JA担当職員は「集荷場では毎日、荷口ごとに糖度18以上、酸度0.6%以下の基準で糖度検査を行っている。今後も食味重視の出荷をしっかり行いたい」と話していました。
この日は、JA黒木選果場から200kgのシャインマスカットを福岡・広島・関西方面の市場へ出荷しました。