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食品ロス削減で福岡県から表彰

 JA農産物直売所「よらん野」は売れ残った食品を子ども食堂やひとり親家庭に寄付する取り組みが評価され、「福岡県食品ロス削減優良取組知事表彰」を受けました。9月13日、福岡県庁で行われた表彰式ではJAから樋口新一営農販売常務、下川洋典部長、下川文生店長が参加。生嶋亮介副知事から賞状が手渡されました。
 新鮮さがうりの同直売所では、まだ食べられる状態であっても時間が経った野菜や果物は処分となり、多い日にはゴミ袋4つ分の廃棄がでる日もありました。そこで、食品ロスを減らそうと社会福祉協議会の関係者と相談しながら令和3年10月から売れ残り野菜の寄付を始めました。
 同直売所のバックヤードには売れ残った食品だけでなく出荷者が任意で寄付できるように提供用ボックスを設置し、集められた食品はJA管内3つの社会福祉協議会(八女市・筑後市・広川町)を通じて子ども食堂やひとり親家庭に譲渡されます。多い日にはボックス3つ分の食品が集まる日もあり、寄付を通じて年間約3.5tの食品ロス削減に成功しました。
 表彰を受けて樋口常務は「社会福祉協議会などと協力しながら地域に貢献できたことをうれしく思う。今後も地元の方々に喜んでもらえる店舗を目指し、日々努力していきたい」と話しました。