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次年度産高品質な八女茶生産へ荒茶互評会開く

 JA茶業部会黒木矢部支部は2月24日、黒木町のJA黒木地区センターで令和4年産八女茶の荒茶互評会を開き、部員やJA職員ら約30人が参加しました。参加者は、昨年収穫し加工した一番茶の荒茶について品質を確認し意見を交換。茶加工場間での品質格差をなくし次年度産の高品質な八女茶生産に繋げることが目的です。
 互評会では、「おくみどり」や「さえみどり」「やぶきた」など煎茶と冠茶計22点が出品されました。参加者は、並べられた荒茶サンプルに顔を近づけ、外観・香気・水色・滋味について品質を確認しながら意見を交換しました。
 「八女伝統本玉露」の産地として知られる同支部では、中山間地特有の寒暖差を生かした、芳醇な香りとコクのある味わいの茶が特徴です。生産者の高齢化により人手不足が進む中、短期雇用システムを導入し、全国各地より、茶摘み作業の補助や製茶工場での作業などを担当するアルバイターを各茶工場で募集活動を行うなど、中山間地における組織的生産体制づくりに取り組んでいます。
 同支部長の月足幸司さんは「発祥から600年という記念の年だということもあり生産者の意気も上がっている。部会員が一体となって八女茶の評価向上につなげていきたい」と話していました。