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みずみずしさ十分春芽「博多アスパラガス」出荷始まる

 JAアスパラガス研究会で、2月2日から春芽「博多アスパラガス」の出荷が始まりました。八女市のJA稲富集荷場にはこの日、14㎏が生産者によって持ち込まれ、関西の市場に出荷されました。3月から連日出荷となり中旬ごろに最盛期を迎えます。6月からは夏芽に切り替わり10月いっぱいまで、春芽・夏芽合わせて88t、販売金額1億円を見込みます。
 同研究会では、令和5年産を34人が4.4haに作付けします。春芽のアスパラガスは夏芽と比べて緑色が濃く、水分をより含んでいるため柔らかく食味の良さが魅力です。本年産は1月下旬の寒波の影響で生育が遅れていますが、品質は良好に仕上がっています。
 アスパラガスは一度定植すると10年以上収穫が可能なことや比較的軽労働で栽培に取り組めることもあり、女性や高齢者の生産者を中心に人気が高いです。JAでも、独自に取り組む「農業生産基盤強化支援事業」で新規栽培や規模拡大する生産者を支援しています。
 同研究会では、有機物施用を中心とした土作りなど栽培管理を徹底。気温が高くなる今後は、ハウス内の換気やかん水をこまめに行うことで、高品質出荷に繋げていきます。集荷場にアスパラガスを持ち込んだ、同研究会の櫻木宏憲副会長は「春芽のアスパラガスは食べやすさと栄養価の高さが魅力。今後も秀品率を高め、高単価での販売に繋げていきたい」と話していました。